朝礼トーク

粒度の話

何を伝えるか、ではなく——
どの細かさで伝えるか。

大竹 / 2026-06-07
01 — 入口

伝えることには、2つの軸があります

ひとつは「内容」。何を話すか。
もうひとつが「粒度」。どれだけまとめて伝えるか、どれだけ広げて詳細に伝えるか。

粗い粒

「導入を決めました。目的は本部の対応を楽にするためです」——10秒で終わる。

細かい粒

仕組みは何か、なぜそうなるのか、どう変わるのか。考え方から共有する。

どちらが正しい、ではありません。使い分ける変数です。

02 — 核

粒度は、相手が決めます

自分の都合で決め打ちしない。話し始めてから、相手の反応を見て握り直していく。伝わっていなければ細かく割る、くどければまとめる。

粗すぎ結論だけ渡されて「で、なんで?」と置いていかれる
細かすぎ答えを知っている相手を、丁寧さで退屈させる
だから正解は、いつも相手の中にしかない
ここで正直に一滴

だからZoomは難しい。反応が見えないと、粒度を合わせにいけない。今この粒度で伝わっているか、本当は皆さんの顔が見たいんです。
※ フィードバックの話は、それ自体で別の朝礼ネタ。今日は深入りしない。

03 — 落とし

どの粒度を選ぶか。
その選択自体が、メッセージです

今日のネットワークの話は、一行で終われたんです。「導入を決めた、本部対応を楽にするため」。10秒。

でも私はそうしなかった。仕組みから、考え方から、わざわざ細かく話した。

細かくするのは、情報を足すことじゃない。
「あなたにはここまで渡したい」という、相手への期待の表明です。

締め

もし私の話が
細かいと感じたら

それは、あなたを信頼している証拠だと
思ってください。

まとめ — 話の背骨
伝えることには「内容」と「粒度」の2軸がある
粒度は固定ではなく、相手を見て動かす変数
どの粒度を選ぶかは、相手への期待・敬意の表明

粗いか細かいかじゃない。誰に、何を託したいか。粒度はいつも、その答えです。

YAMATO / 朝礼トーク「粒度の話」